「毎日、些細なことですぐぶつかる」「上の子の下の子に対するあたりが強い」
ちょっとしたことでケンカになるたびに、「どうして仲良くできないんだろう…」「毎日、ケンカばかりで嫌になる…」とお悩みではないですか?
我が家の6歳の長男と、4歳の次男も毎日ケンカばかりでした。
ケンカをするたびに大声で嫌な気持ちをぶつけあって、時々、おもちゃが宙を飛んだり、お互い手が出たり…。
あまりに激しいので、見ている私の方がイライラしてしまって大爆発…。
子どもも自分自身も「どうしたらいいんだろう…」と悩んでいたので気持ちがよく分かります。
結論から言うと、兄弟ケンカを減らすためのママの心構えは「親がケンカのジャッジをしない」ことです。
我が家はこれをするようになってから、子どものケンカが少なくなり、私もケンカをする子どもを見てイライラすることが減りました。
詳しくは、本文でお伝えしていきますね^^
兄弟ゲンカは良いこと?悪いこと?
兄弟ケンカと聞くと、マイナスなイメージが湧きませんか?
ママがケンカの仲裁をしなければならない場面も多いし、子どものイライラにのまれてついつい自分の怒りスイッチも入りやすいので、マイナスなイメージを持ちやすいかもしれません。
子どもはケンカをすることで、「違う意見や考えを持つ人がいること」や「自分のしたことで相手が何を思うのか」に気付き、「相手との関わり方」や「自分の振舞い方」を考えていきます。
自分らしさや甘えを思いきり出せる家庭でのケンカは、兄弟という距離感が近いことも相まってヒートアップしがちです。
でも、園や学校での「自分の振る舞い方」を考えていく練習にも繋がるので、子どもの成長には欠かせないとても大切なものです。
まずはママ自身が、ケンカ=嫌なことという意識を変えていけるように、兄弟ゲンカのときのママの心構えを見直す必要があります。
兄弟ゲンカを減らすためのママの心構え
兄弟ゲンカを減らすためのママの心構えは、「親がケンカのジャッジをしない」ことです。
兄弟ゲンカのときに「なんで仲良くできないの?」とケンカをしたことを叱ったり、「○○は、これがよくなかったから謝ろう。」と子どもの悪かったところを指摘したりしていませんか?
もしかしたら、これが兄弟ゲンカを悪化させている、原因になっているのかもしれません。
親がケンカのジャッジをすることで、子どもは叱られたことばかりに意識が向くようになります。
特に上の子は、普段から下の子は特別扱いされているという意識を持ちやすいので、事実でも悪いところを指摘されると「また、ママは下の子の味方をしている…」と不満を持ちやすいのです。
こういう状態が続くと、「○○のせいで嫌な気持ちになったのに、ママにも叱られた!」と、更に下の子に不満を持つようになり、そのイライラや嫌悪感で下の子の些細な言動がスルー出来なくなります。
親がケンカのジャッジをせず中立な立場でいることで、子どもは「ママは○○の味方なんだ」と相手に不満に思うことがなくなり、ケンカの内容について前向きに向き合えるようになります。
兄弟ゲンカのときのママの心構えが変われば、上のお子さんの下の子に対する接し方にも変化して、自然と兄弟ゲンカは少なくなるはずです^^
ケンカのジャッジをしないためにしていること
兄弟ゲンカのジャッジをしないために、私が子どもたちにしていることが2つあります。
子どもたちの見守り方を少し変えるだけで、だんだんと兄弟ゲンカのストレスが少なくなりますよ!
言いたいことが言い合えるように見守る
「ごめんね」と仲直りが目的になりがちなケンカですが、私はお互いの気持ちを伝え合うことができれば、まずは花丸だと思っています。
「お互いの意見を伝え合う中で、自分とは違う相手の気持ちや思いに気が付くこと。」
「じゃあどうしよっか?と考えていけるようになること。」
そんなところに重点を置いて、お互いに言いたいことを言い合えるように見守ってあげましょう。
やり方は簡単!
子どもの気持ちを聞いてあげながら、それをおうむ返しするだけでOKです。
例えば、上の子が「勝手におもちゃを使われて嫌だった」と言ったら、「勝手に使われて嫌だったんだね」と、そのまま受け止めてあげます。
「だって、自分はこれ貸してあげたのに、何もくれないから…」などと下の子が話すことも、「何も貸してくれなかったんだね」と受け止めてあげます。
「○○はどんな気持ちだった?」「嫌だと感じたことはあった?」など声を掛けて、話を促してあげても良いでしょう。
お互いの気持ちが出し合えたら、「じゃあどうしたらいいかな?」と、考えさせてみましょう。
その場では答えがでないかもしれないし、まだ気持ちがおさまらなくて自分勝手な答えが出るかもしれません。
でも、時間が経ってから「仲直りしよう」とどちらかが声を掛けるかもしれないし、次に同じようなことがあったときに子ども自身が考えていくことができます。
こんな風にママに自分の気持ちを受け止めてもらいながら、何度も繰り返していくことで、子どもたちで解決する方法を見つけられることが増えていきます。
謝る気持ちを持てるようになるには、相手の嫌だった気持ちを知るだけではなくて、自分が感じた気持ちも誰かに受け止めてもらうことが大切です。
子どもの気持ちを満たしてあげるだけで、今より兄弟ケンカはグッと減っていきます。
子どもの年齢が低くて、自分のしたことの良し悪しが分かっていないときや、自分や人を傷つけるようなことをしたときは、しっかり仲裁に入る必要があります。
お子さんの様子を見ながら、進めてみてくださいね!
兄弟ゲンカをするときのルールを決める
「子どもの話を丁寧に聞く余裕がない…」
「イライラが勝ってしまって気持ちが抑えられない」
そんな場合には、兄弟ゲンカをするときのルールを決めるのが有効です。
我が家でも3つのルールを決めていて、ケンカが始まりそうなタイミングで合言葉のように確認させてから戦わせています。笑
我が家の兄弟ゲンカをするときのルールはこちらです。
- 武器を持たない、手は出さない
- キモイやムカつくなど無意味な言葉を使わない
- 相手が参戦しないときは、スルーする
子どもたちがルールを守ってケンカしていれば、ママは介入せずに見守りましょう。
もし、ヒートアップしてルールを忘れることがあれば「どんなルールだったっけ?」と子どもが思い出せるような声掛けのみをしましょう。
そうすることで、子どものことを客観的に見る余裕ができ、ママのイライラを減らすことができます。
兄弟ゲンカのときのママのイライラの大半は、子どものイライラの感情に巻き込まれ、「どうにかしないと」と、子どもと自分を切り離して見られなくなることです。
ケンカの間だけはママということを忘れ、「たまたまそこに居ただけの人」になるようなイメージを持つことで、ママの怒りのコントロールもしやすくなります。
ルールを決めることで、兄弟ゲンカを子どもたちに任せることができ、ママも距離を持って子どもたちを見守れるはずです。
【2~3歳差育児】兄弟ゲンカを減らすためのママの心構え まとめ
我が家で実践している、兄弟ケンカを減らすためのママの心構えについてお伝えしてきました。
兄弟ゲンカはケンカのあとの、双方のフォローに悩むママも多いはず…。
この方法を使えば、子どもたちのフォローもしながら仲裁できるので、ケンカのあとのママの負担も減って楽になります!
子どものイライラが減れば、ママのイライラだってなくなります^^
気持ちのゆとりがあるときに、ほんの少し試してみてくださいね!