怒りっぽい3歳児|効果的なコミュニケーション方法

「子どもが、些細なことですぐに怒ってしまう…。」

そんなお子さんとの関わり方にお悩みではないですか?

我が家の次男(年少)も怒りのスイッチが入りやすく、泣いたり暴れたりして訴えてきます。

本人もどうしたらいいのか分からず、ただ感情をむき出しにして困っている姿を見るたび、私もとても悩みました。

でも、この方法を試すようになってから、私も次男も穏やかに過ごせる時間がぐっと増えました。

怒りっぽい3歳児に効果的なコミュニケーション方法は「子どもの気持ちを言い当てること」です。

詳しくは本文でお伝えしますね。

周りの大人が関わり方をほんの少し変えてあげるだけで、ママも子どもも今よりもっと過ごしやすくなります!

ぜひ、試してみてくださいね^^

どうして3歳児は怒りっぽいの?

「他の子に比べて怒りっぽい…。」「友達とのトラブルになりやすい。」

すぐに怒ってしまうお子さんは、感情のコントロールが苦手なのかもしれません。

感情のコントロールが苦手な理由は3つあります。

感情脳が未熟である

人間の脳の中にある、感情をコントロールする「前頭葉」の発達がまだ未熟だからかもしれません。

そのため自分の気持ちや欲求が強すぎると、脳が制御しきれずに気持ちが溢れてしまうのです。

年齢が低いお子さんだと、まだまだ自分が中心で考える場合がほとんどです。

3歳児が怒りっぽくて、感情のコントロールが上手くできないときがあることは当たり前です。

この感情をコントロールする脳は、周りの大人の働きかけで育てることができます。

お子さんが怒ってしまったときは「自分の気持ちを伝える」ことに意識できるように促してあげましょう。

怒りの感情にのまれて言葉で伝えることが難しい場合は「ママの肩をトントンと叩いて合図をする」など、お子さんができそうなことからはじめてみるといいかもしれません。

お子さんができたときには、すかさず褒めてあげましょう。

そうやって少しずつ成功体験を積みながら、お子さんが「怒り」の気持ちに対してポジティブに向き合う方法を教えてあげましょう。

自分の気持ちを言葉にできない

「もっと遊びたかったのに、帰る時間になったのが悲しかった。まだ続きがあったのに!!」

このように「悲しい」「悔しい」「寂しい」「辛い」「気分じゃなかった」など、マイナスな感情のあとに湧いてくるものが「怒り」の気持ちです。

怒りの気持ちは二次感情と言われており、人が怒るときにはず理由があるのです。

大人とお話を楽しめるようになってきた3歳児でも、自分の気持ちを100%伝える語彙力はまだ育っていません。

マイナスな感情が出てきたときに、どんな言葉を使って自分の気持ちを伝えたらいいのか分からないことがあります。

また自分の思いが強すぎて気持ちを伝える余裕がないなんてことも、3歳児にはよく見られる姿です。

そんなお子さんのもどかしい気持ちが「怒り」に繋がっている場合もあります。

3歳児が怒りっぽい原因を知ったうえで、ママやパパが気持ちを受け止めてあげると、お子さんのイライラは今より少し落ち着くかもしれません。

お子さんの「怒り」の感情に寄り添いながら、「こういうときはこんな気持ちだね」と様々な気持ちの種類があることを伝えていくようにしましょう。

脳がネガティブに認識している

人間の脳は、繰り返されることで学習をしていきます。

ポジティブなこともネガティブなことも、その人がよく起こす行動やその時の思考が、脳に癖付けされるのです。

「自分が怒ると、ママやパパが反応してくれる」

こんな風に、お子さんのネガティブな認識を脳に定着させてしまうのです。

そうすると、寂しさや不安から注目をしてほしいときに「怒る」という手段をとりやすくなることがあります。

脳の間違った認識のせいで怒りやすくなっている場合は、お子さんの怒りの感情にママやパパが振り回されていないか振り返ってみましょう。

でもお子さんに怒りのスイッチが入ったときって、ママやパパも中々冷静になれませんよね…。

そんなときはママやパパもその場から少し離れたり、キッチンでコーヒーを飲んだりして、自分の落ち着く方法でイライラをコントロールしましょう。

怒っているお子さんと関わるときは、客観的に接するのがおすすめです。

自分自身と切り離して見守ることで、お子さんの怒りの感情にのまれにくくなりますよ!

子どものクールダウンの方法を見つけよう!

怒りっぽい3歳児は、癇癪や泣き暴れてしまうケースも少なくありません。

お子さんのイライラを落ちつかせたくて声を掛けてるのに、ママやパパの話が全然届かないと困っちゃいますよね…。

そんなときは、クールダウンの方法を上手に取り入れるのが、怒りっぽい3歳児には有効です。

ご紹介する6つのクールダウンの方法から、お子さんにぴったりな方法を見つけてみてくださいね!

抱きしめてあげる

大好きなママとパパに抱きしめられると、安心して気持ちが落ちつきます。

背中をさすってあげたり、手を握ってあげたりしながら、お子さんの気が済むまで泣かせてあげましょう。

簡単にママやパパの存在を感じることができるので、不安を感じやすいお子さんに試してあげてくださいね。

違う部屋に移動させる

癇癪が激しいお子さんは、体を触ったり抱きしめたりすることを拒否することがあります。

その場合は、違う部屋に移動させて少し落ち着くのを待ちましょう

この場合の「待つ」は放置ではなくて、「自分で落ち着けたね」とお子さんをすかさず褒めるタイミングを伺うようなイメージです。

感情のコントロールが苦手なお子さんは、怒りを感じた場所や物が視覚に入ったままでは、気持ちを切り替えにくいことがよくあります。

視覚的に距離を置くことで、怒りの感情を切り離せるようになります。

好きなことをする

好きなことをすることで、気持ちを落ち着かせる方法もあります。

次男は元々絵本が大好きで、まだ意思疎通がうまくできない1歳のときから、よく絵本を読むことで気持ちを落ち着かせていました。

短いお話を1冊読み終わるころには、こちらの話に耳を傾ける心の余裕ができます。

幼稚園で気持ちがおさまらない時にも、先生に「絵本を読みたい」と訴えることがあるようで、自分のクールダウンの方法として使っているようです。

体を動かすことが好きなお子さんだったら、トランポリンを10回飛んでみるのも良いですね。

体を動かすことで、幸せホルモンの「セロトニン」が増えて、自然と心を落ち着かせてくれます。

お子さんの好きなことに気持ちを落ち着かせるヒントがあるのか、ぜひ探してみてくださいね。

冷たい飲みものを飲む

人間は怒ったり泣いたりすると、体温が上がります。

体温を下げてあげれば、高ぶった感情もクールダウンすることができます。

冷たいお茶や水を飲んだり氷を口に入れたりして、頭や体周りを冷やすことで、怒りや悲しみの感情は自然と緩やかになります。

夏の気温が高い時期は、判断力や集中力が低くなり、人間の脳はイライラを感じやすくなります。

夏は首につけるクールリングを活用するのも、いいかもしれません。

安心できるものに触れる

肌触りがお気に入りのタオルを握ったり、ふわふわ素材のぬいぐるみを抱っこしたり。

安心できるものに触れることも、お子さんの気持ちを落ち着けるきっかけになります。

お子さんがお気に入りのものを手にとったときは、「これを触ると気持ちがホッとするね」「なんだかゆっくりお話しできそう」など伝えてあげましょう。

ポイントは、お子さんの機嫌がいいときに声を掛けることです。

触れたときの気持ちを強く意識していけるようになり、癇癪を起こしたときにもその気持ちを思い出しやすくなります。

子どものお気に入りのアイテムにも目を向けてみると、様々なクールダウンの方法が見つかりますよ。

簡単にできることを取り入れる

 

保育園や幼稚園では、園生活や持ち物に制限があり、物や場所を使ったクールダウンは難しい場合があります。

怒りっぽい3歳は、いつどこで感情が爆発してしまうか分かりません。

どんな状況でも、クールダウンができるように簡単にできることを取り入れることもおすすめです。

例えば、深呼吸をする、手をギューッと握る、その場でジャンプするなど…。

お子さんが「怒り」の気持ちをコントロールできる方法をいくつか作ってあげると、今よりずっと過ごしやすくなるはずです。

怒りっぽい3歳児に効果的なコミュニケーション方法

怒りっぽい3歳児に効果的なコミュニケーション方法はどもの気持ちを言い当ててあげる」ことです。

心理学では「感情のラベリング」と言われている手法で、怒りを鎮める効果的なコミュニケーション方法として使われています。

「もっとブロックで遊びたかったんだよね。片付けがいやだった気持ち分かるよ。」と、

「子どもの思いを言い当てる+気持ちに共感する」のセットで伝えるようにしましょう。

ママやパパがお子さんの代わりに気持ちを伝えることで、「こんなときはこう伝えればいい」と気持ちの表し方を覚えていくことができます。

少しずつ「自分の気持ちを伝える」経験を重ねることで「怒らなくても良いんだ」と、落ち着いて自分の怒りに向き合っていけるようになります。

また、親が子どもの気持ちを言い当ててあげることには更にメリットがあって「自分の気持ちを分かってくれた」と親子の愛着形成にも繋がります。

「保育園や幼稚園でも自分できちんと話ができる子になってほしいのに…。」

なんでも親が先に声を掛けてしまうことを、心配に思うママやパパもいると思います。

でも、自分の気持ちを言わせようと「どうしたの?」と聞いてしまうことは、怒りっぽい3歳児には逆効果なんです。

感情のコントロールが苦手なお子さんは、気持ちを表すことが苦手だったり、思いが強すぎて上手く制御できなかったりして困っています。

どうすることもできなくて困っているのに、「どうしたの?」と聞かれることで更に追い詰められてしまい、ますますお子さんの怒りの感情を広げてしまうことになります。

今は、困っていることをママやパパがサポートしてあげる方が、お子さんが穏やかに過ごす時間を増やしていくための一番の近道になりますよ!

怒りっぽい3歳児|効果的なコミュニケーション方法 まとめ

怒りっぽい3歳児に効果的なコミュニケーション方法についてお伝えしてきました。

ママやパパがお子さんの気持ちを言い当ててあげながら、感情のコントロールをお手伝いをしてあげましょう。

ありのままの自分を受け止めてくれる存在がいることで感情脳はどんどん育ち、だんだんと上手に自分の感情と付き合っていけるようになります。

ママやパパも頑張りすぎず、気長に見守ってあげましょうね。

子どものサポート、一緒に乗り切りましょうね^^

 

プロフィール
ブロガー
すけママ

小学1年生&4歳の兄弟ママです。
元保育士ママの私と、愉快すぎる子どもたちの日常を綴っています。
「今より育児が楽になる!」ママのための子育て記事をご紹介しています。
ぜひ、参考にしていただけたら嬉しいです^^

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