2歳を過ぎるとワークなどの教材を使って、少しずつ数の知識を広げていってあげたいと感じますよね。
でも「ワークをやりたがらない。」「そもそも、どんなことをしたらいいのかが分からない」など、お悩みではないですか?
我が家の1年生の長男は体を動かす遊びが大好きで、幼稚園時代はワークへの興味はほとんどゼロでした。
そんな長男でも、2歳ごろから続けていたたった1つのことで、1年生の算数は自信をもって取り組むことができています。
それは「とにかく数をかぞえる」ことです。
我が家のワーク嫌いでもできる、2歳からの数の知育についてお伝えしていきますね。
遊び方の工夫もご紹介するので、ぜひお役立てください^^
なぜ、数をかぞえることが大切なの?
算数の基礎は「あわせて10になる数」の理解を深めることです。
「あわせて10になる数」はこれから様々な計算をしていく中で必要不可欠な理解であり、小学校に入学するとすぐに学ぶ内容でもあります。
この「あわせて10になる数」をスムーズに理解していけるように、2歳からの知育は数にたくさん触れる機会を作ることがとても大切です。
たくさんの数に触れるためには、「数をかぞえる」ことがとても効果的です。
繰り返し数をかぞえることで「数の概念」がしっかりインプットされ、算数としての学習が始まる1年生のスタートを安心して迎えることができますよ。
ワーク嫌いでもできる方法で、日常的に楽しく数に触れていく機会を作っていきましょう!
ワーク嫌いでもできる2歳からの数の知育
我が家の、ワーク嫌いでもできる、2歳からの数の知育は「数をかぞえること」です。
最初は1から3までのカウント、そこからかぞえられる数を少しずつ増やして、まずは10までかぞえられるようにしてみましょう。
6歳ごろまでに100までカウントできることを、目安にしてみるといいと思います。
長男は他の遊びが気になってワークに触れるきっかけが持ちにくかったので、「お風呂の時間」と「おやつの時間」を使って、数をかぞえる機会が持てるようにしてきました。
お風呂のときは、ダイソーで購入した浴室用の数字のポスターを活用していました。
ポスターに描いてある動物や食べ物の話をしながら、数を覚えられるように「バナナの7だね」など声を掛けたり、数字や絵を1つずつ指を差して一緒に数をカウントしたりしました。
ただポスターを眺めるなんて日もありましたが、子どもなりに興味を持ちながら数に触れる時間を過ごしていたので、「そんな日もOK^^」と見守っていました。
お部屋よりもおもちゃなどの気になるものが少なくて、体を洗っているときのように少し退屈時間ができるお風呂タイムは、ちょっとした知育にぴったりです!
また、おやつのときは、自分でかぞえてお菓子をとるようにしました。
おやつが大好きな長男にはこれが効いたようで、「5ことってね!」など指定された数を何度もかぞえながら、自分の取り分を真剣に確認していました。
難しい教材も必要なく、お風呂やおやつのついでにできるので忙しいママにもおすすめです^^
数をかぞえるときのポイント
私が数をかぞえるときに意識していたポイントは、かぞえるものに1つずつに、正確に指を差してカウントしていくことです。
1~10までの数がスムーズに数えられていても、ただ暗唱をしているだけでは数の認識はできていることになりません。
目の前にある物とカウントする指が連動しながら、1つずつ数をかぞえられるようになることで、はじめて「数の概念」を理解したことになります。
「数の概念」を習得することで、「前から2番目」「後ろから3番目」などの順番や、「全部でいくつ?」などのまとまった数を、理解できるようになります。
これが理解できないと、足し算や引き算などで数の把握が難しくなってしまうのです。
この「数の概念」は、繰り返し数をかぞえながら理解をしていくものなので、すぐに認識できるものではありません。
子どもによって認識の仕方も個人差があるので、その子のペースで無理なくすすめてあげましょう。
遊び方の工夫を紹介!
ワークに興味がゼロの子どもでも、自分の好きな遊びだったらどんどん楽しさを感じてくれそうですよね。
普段のお子さんとの遊び方をほんの少し変えるだけで、簡単に数に興味を持つきっかけが作れますよ!
子どもの興味別に、遊び方の工夫をいくつかご紹介しますね^^
おままごとが好き
おままごとが好きなお子さんには、お料理を作りながら数遊びをしてみましょう。
「お鍋に野菜を3つ入れます」などママの言うレシピに合わせてお料理したり、「お皿を4つ並べてください」などレストランごっこみたいにしたりもおすすめです。
パン屋さんやアイス屋さんのようなお店屋さんに特化したおもちゃがあれば、「パンを2つください」などとお客さんとお店屋さんのやりとりをするだけで、たくさんの数に触れることができます。
お客さんがお買い物をしたあとに「のこりは8つです」など、数が減ることに意識するのも良いですね!
私のおすすめの遊び方は、数字を書いた紙をそれぞれの品物に貼ってナンバリングし、「1番のバニラアイスをください」とメニュー名を数字にして遊ぶことです。
繰り返し遊ぶうちに、自然と数字が覚えられますよ。
4歳すぎからはおもちゃのお金を用意すれば、遊びの幅を楽しく広げながら数の知育の理解もますます進められます。
外遊びが好き
簡単なルールのある遊びは、数をかぞえる機会がたくさんありますね!
ブランコを漕ぐ回数、鬼ごっこやかくれんぼのときに鬼から逃げたり隠れたりするためのカウントアップ。
まだ、自分ではカウントができないお子さんでも、周りの友達や大人が言うのを聞くだけで自然とインプットされていきます。
数の知育に興味が持てないお子さんには、楽しくあそびながら数字を耳にする機会をたくさん作ることを大切にしましょう。
子どもが大好きなどんぐり拾いなどの、収集あそびもおすすめです。
大人は「ただ集めるだけ…」と思うかもしれませんが、子どもは探すことで視覚が鍛えられたり集中力が高まったりします。
体作りにも効果があって、頻繁にしゃがんだり立ったりすることでバランス感覚を養うことも期待できます。
集めた木の実は、並べながらかぞえるのにぴったりです。
お子さんも自分で一生懸命集めたどんぐりだったら、一緒に数をかぞえることを楽しんでくれるかもしれません。
並べた空き容器にいくつ木の実が入るかチャレンジしたり、傾斜のあるところで転がして点数を競ったりするのも楽しめそうです。
規則的な遊びが好きなお子さんは、数字を書いた紙やカードを並べ、そのカードに書かれた数の分だけ木の実を置いていく遊びもおすすめです。
お散歩の途中、階段のステップの数をかぞえながら登ることも、1つずつカウントがとれているかの確認や練習になりますよ!
乗り物が好き
乗り物には、標識や駅のホーム、車体番号など自然に数字に触れられるきっかけがたくさんあります。
その中で私が特におすすめするのは、駐車遊びや車庫あそびです。
お子さんが遊んでいる近くに、マスキングテープや積み木などで簡単に駐車場を用意して、それぞれ駐車スペースに番号をつけます。
子どもが乗り物を駐車場や車庫にいれたら「パトカーが3番にとまりました。」「ハヤブサが6番に入りました。」などと、番号を伝えてあげるだけです。
どんどん数字がインプットされるので、お子さんから数を意識した遊びをするようになります。
トーマスが好きなお子さんは、「トーマスは1番だね」などキャラクターの車体番号を取り入れながら遊ぶと、キャラクターと一緒に数字を覚えることができますね。
また、乗り物を発車させるときに「5・4・3・2・1・出発!」とカウントダウンするのも、少なくなる数を意識させることに繋がります。
車を並べることが好きなお子さんは、ずらっと並べた車体を数えていくのもヒットするかもしれません。
「今、駐車場にいる赤色と青色の車は全部でいくつかな?」「青色の車が出発したら残りはいくつかな?」と遊びを発展させながら、視覚的に数の減増がイメージしていけるようにしていきましょう。
生き物が好き
動物や恐竜など生き物が好きなお子さんは、アニアやぬいぐるみなどの人形を使ったおうち遊びが楽しめますよ。
まず、積み木やブロックなどで人形のおうちを用意してあげます。
私は手軽に遊びに取り入れられる、紙コップで代用していました。
そのおうちに番号をつけて、子どもの人形遊びに合わせて実況中継をしてあげるだけです。
「キリンさんが1番のお家に遊びに来ました」「トリケラトプスが4番のお家にお引越ししました。」など、ストーリー仕立てに盛り上げてあげましょう。
遊びの中で「白い動物は5匹いるね」「肉を食べる恐竜は2頭だね」など、仲間分けをしてまとまりを意識した数を考えることも、算数的な思考力を楽しく育てていけそうですね!
パズルや絵本が好き
パズルや絵本は、数字に特化したものがたくさんあるのでおすすめです。
ただ、選ぶものによっては「お子さんが興味を持たなかった…」という場合も多いので、購入前にお店や児童館、図書館などでお子さんの反応を見てみるといいですね^^
キャラクターやシリーズになっているものも多いので、お子さんの好きなもので興味が持てるようにしてあげましょう。
私は、長男の相手ができないときの「おたのしみ」として、タッチペンで操作するとおしゃべりしてくれる絵本を用意していました。
特別感も相まってワーク嫌いな息子も大喜びで、数字と触れることを楽しんでいました。
【ワーク嫌いでもできる】2歳からの数の知育|遊び方の工夫も紹介! まとめ
我が家のワーク嫌いでもできる2歳からの数の知育について、お伝えしてきました。
ワークが苦手なお子さんは他のことの方が興味があったり、それ自体の楽しさをまだ感じていない場合がほとんどです。
お子さんの苦手には、その子の好きなことや興味をくすぐるポイントを入れてあげることが成功の秘訣です!
上手くできなくてもやる気がなくても、ママはあまり真剣になりすぎず、楽しい雰囲気でゆるく取り入れてみましょう^^
ぜひ、お子さんが楽しく数に触れられるきっかけを作ってみてくださいね!