「たくさん人がいると上手く遊べない…。」「自分らしく過ごせず、機嫌が悪くなる…。」
家族でお出かけを楽しみたいけれど、子どもが繊細さんでお出かけする場所に悩んでいませんか?
我が家の小学1年生と年少の息子たちも、繊細気質をたっぷり持つHSCです。
せっかくお出かけの計画をしても、遊ぶことより周りが気になる子どもたちは緊張や不安であまり楽しめず…。
帰り道に「私ががっかり…」なんてこともたくさんありました。
結論から言うと、HSCの子どもがお出かけが楽しくなるポイントは、人ごみを上手に避けることです。
我が家はこれに気をつけるようになってから、親子でおでかけがとっても楽しみになりました^^
詳しくは、本文でお伝えしていきますね!
どうしてHSCは人ごみが苦手なの?
HSCはハイリー・センシティブ・チャイルドと呼ばれる、繊細気質を持つ子どものことです。
自分の周りにある様々な刺激に常に反応しながら過ごしています。
刺激といっても幅広く、見るもの、音、匂い、味、触れるものなど五感が敏感なのはもちろん、相手の気持ちや心の動きなど、目には見えないものについてもよく気が付きます。
よく気付く=共感力が高いので、相手のことを自分のことのように受け止めてしまい、同じ気持ちを抱えることもあります。
表情や声色などから、相手のやってほしいことや声を掛けてほしいことなどを察知するので、自分の思いになくてもその人の望むように振舞ってしまったりもします。
初めての出来事、場所や人にも慣れにくく、不安や緊張を感じやすいのもHSCの特徴です。
人が多いとその分刺激も増えるので、他人の影響を受けやすいHSCにとっては、人ごみは疲れやすく苦手を感じやすい場所なのです。
まずは少人数の関わりからはじめよう!
周りのことが気になり遊びに集中できないお子さんには、人ごみを避けてあげることをおすすめします。
でも、ただ避けるのは違います。
人がいる刺激のある場所にも少しずつ慣れていけるように、まずは少人数の関わりからはじめていくのです。
イメージとしては、小さな公園→少人数のグループで参加するイベント→平日の比較的空いているテーマパークなど、少しずつ規模を広げていくような感じです。
本人のペースで少しずつ慣れさせながら「最初は緊張したけど、楽しく遊べた!」と、どんどん自信をつけさせましょう。
HSCの場合はいきなり大人数に飛び込ませても、ただ緊張や不安感が大きくなるだけで逆効果です。
自分のペースで過ごせる場と、少人数で他の人と過ごすことに慣れていける場を用意しながら、自信がつくような関わりを持つことが、お子さんの世界を少しずつ広げるお手伝いになります。
大切なのは焦らずスモールステップで、お子さんのペースを守ってあげることです。
周りの子と比べて落ち込む日もあるかもしれませんが、ママやパパも焦らずゆったりとした気持ちでいてあげると、お子さんは安心してどんどん関わりを広げていくと思います^^
人ごみが苦手でもお出かけが楽しくなるポイント5つ
HSCでも、家族でお出かけをする中で「たくさんの楽しさや新しいことに触れていってほしい」と思いますよね!
私がHSCの息子たちに実践してきた、人ごみが苦手でもお出かけが楽しくなるポイントを5つご紹介します。
実は、私もHSP気質の繊細ママです。
HSCのお子さんを持つママやパパって「実は親子で繊細さんです」という方も、多いかなと思います^^
HSPのママやパパにも優しいポイントがたくさん詰まっているので、ぜひお試しくださいね!
親子のお出かけを、とっておきの楽しい時間にしましょう♪
人が少ない日や時間を狙う
人が少ない日や時間を狙って、お出かけしてみましょう!
平日はどこも狙い目ですが、土日はどこも混んでいるイメージですよね…。
土日は、夕方の時間帯だと帰宅したり夕飯を食べたりするご家庭も多いので、少しスペースが空いて遊びやすいと思います。
我が家は、土日に旅行や大型のテーマパークの予定を入れる場合は、いつも5月下旬に計画するようにしていました。
大体はゴールデンウィークの休みに合わせて遊びに行くので、5月下旬は比較的空いている傾向があります。
レジャーによって閑散期がある場合や、比較的空いている曜日があるのでチェックするといいですね。
年齢制限があるところを狙う
年齢制限のない遊び場って混みやすいし、年齢の離れた大きなお子さんとも関わることがありますよね。
HSCの子どもは、不安や怖さを感じやすい傾向にあります。
長男が幼稚園の頃、自分より体が大きかったり動きが早かったり、ただそれだけで「怖い…」と動けなくなることがよくありました。
なるべく同じようなペースで遊べる年齢の子どもが集まっている、年齢制限がある遊び場を探して楽しんでいました。
それでも、慣れるまでは固まったり、友達が近寄るとダッシュで逃げたり…。笑
何回も遊ぶ機会を作ると、場所に慣れて少しずつ自分のやりたいことをできるようになりました。
何度も通うと、顔見知りの友達が出来て、その子のそばで一緒に過ごす様になりました。
近所の児童館や、市民プールなどは「保育園・幼稚園のお子さんまで」や「小学1年生(低学年)まで」など、年齢の小さなお子さんの遊び場として提供されていることも多いです。
お子さんが楽しめそうな場所を見つけたら、短時間でいいので、何度か通ってみましょう!
場所や人に慣れてきたら、お子さんのちょっとした居場所になるかもしれません。
予約をする
これは子育て中のママやパパだったら、マスト事項かもしれませんね^^
事前に予約が取れる場合には、しっかり押さえておきましょう!
移動がスムーズになれば無駄な行き来がなくなり、人ごみや待ち時間でのストレスを減らすことができます。
大型テーマパークなど、人の混雑を避けられないレジャーは、食事の場所を予約しておくのもありだと思います。
フードコートだと、席の確保や周りの雑音が気になって、ゆっくりできないことってありますよね。
食事時間に雑音や他の人からほんの少し距離をとれるような、ほっとできる場所を用意してあげると、お子さんの気持ち的にも落ち着ける時間になると思います。
人ごみが緩和される場所を選ぶ
多少人がいても、気にならないような場所選びもとても大切です。
我が家はレジャー先に、釣りやキャンプ、牧場などの自然を楽しめるお出かけを選ぶことが多いです。
人がいても場所を移動すれば気にならないから、人ごみを理由に楽しくなくなることがありません。
息子たちも自分がやりたいことたくさんして、心のゆとりができて、他の人のことにも自分から関心を持てることが多いです。
特に遊び場に連れていくこともなく、動物や虫に触れたり、水遊びや薪をしたり…。
身近な自然で思いきり楽しんだり、癒されたりすることが、HSCやHSPにとっては1番のデトックスです^^
「普段、たくさんの人と関わりながら園や学校生活を頑張っている…。」
そんなお子さんには自然の中で癒されながら過ごすことで、また日常生活を頑張っていくエネルギーをを充電させれあげられるかもしれませんね!
短い時間で楽しむ
HSCはたくさんの刺激を受けるので、脳や体が疲れやすいです。
出かける時間は目いっぱい遊ぶよりも、少し余裕を持たせた方が良いかもしれません。
我が家は「午前中遊んでランチして帰ってくる」「午前中はゆっくりして、早めにお昼を食べてから、午後出発する」など、家でゆっくりする時間もとれるようにしています。
「もう少し遊びたかったけど、次に来たときのお楽しみにしよう!」と、6~8割くらいで切り上げるくらいがちょうどよいです。
あまり混雑が回避できないような場合も、時間を短くして楽しみましょう。
人ごみを避けることは難しくても、人ごみに触れる時間を減らすことができれば刺激を減らすことに繋がりますよ!
【HSC】人ごみが苦手!お出かけが楽しくなるポイント5つ まとめ
HSCの人ごみが苦手な子どもが、お出かけが楽しくなるポイントを5つお伝えしてきました。
せっかくの家族のおでかけは、お子さんにも無理なく楽しんでほしいですよね。
今は焦らず、遊ぶ場所を工夫してあげながら、そっと応援してあげましょう!
これからママやパパが、お出かけ先でお子さんの笑顔をたくさん見られますように^^
ぜひ、参考にしてみてくださいね!