些細なことなのになんだかいつもよりイライラしてしまって、子どもに怒ってしまうことありますよね。
「本当は楽しく過ごしたかったのに…」と、ママ自身も怒ったあとは嫌な気持ちになるものです。
私も毎日育児をする中で、「今日はなんでこんなに沸点が低いんだろう…」と反省することがあるのでよく分かります。
HSPママが子どもにイライラしやすいときは「自分に焦りや心配事があるとき」です。
詳しくは本文でお伝えしていきますね!
HSPママは同時進行が苦手
HSPママは、「1つのことにじっくり丁寧に向き合うこと」(シングルタスク)が得意です。
自分のペースで、人や物ごとの深いところも汲み取りながら、それについての最善を見つけていくことができます。
一方、スピードが求められる「同時進行」(マルチタスク)は苦手なことが多いのです。
育児は、この「同時進行」ですすんでいくことがほとんどになります。
子どもの食事や身の回りの世話をしながら、「ママ見て!」「これやって!」「ここ痛い!」などと、子どもの要望に1日中応えていかなくてはいけません。
育児はマルチタスクを抱えるだけではなく、自分のペースの全てを崩されてしまうので、どんどん心に余裕がなくなってしまいます。
子どもにイライラしやすいときの原因を知ろう!
「同時進行」(マルチタスク)の状況の中でも、HSPママが特にイライラしやすいときは「自分についての焦りや心配事があるとき」です。
「明日締め切りなのに、まだ何もやっていない…。」
「今日の子どもの懇談会、知らない人ばかりで憂鬱だな…。」
このように、育児の中で常に「同時進行」(マルチタスク)を抱えているママは、自分の焦りや心配事にも敏感に反応してしまうのです。
日々の育児のあれこれに自分の焦りや心配事が重なると、キャパオーバーになってしまい気持ちが溢れてしまいます。
更に、HSPは「長期的な焦りや心配事」にも弱いです。
先日、我が家は庭の排水工事をすることになったのですが、業者の都合で工事期間が延びることになりました。
その連絡があった日に、いつもだったら笑ってスルーできる長男のちょっとしたおふざけが気になってしまい、すぐに叱ってしまいました…。
あとでイライラの原因を考えたときに、本当の自分の気持ちに気がつきました。
長男のおふざけがどうしても許せなかったのは「工事のことが心配で、心のゆとりがなかったんだ…」と。
「毎朝、車を移動しないと」
「業者からの電話が頻繁にある」
「近所の人に迷惑かけないように気にしておこう」
「工事の人の差し入れいつ渡そう」
「予定とずいぶん違うけど大丈夫かな…」
工事が終わるまで「庭の工事」というタスクは続き、私の焦りや心配な気持ちも続いていくのです。
「こんなこと気にするの?」「真面目すぎる。」なんて、言われてしまうこともよくあります。
でも、HSPならではの繊細さを持つ人たちは、ポジティブにもネガティブにも考えすぎてしまうところがあるのです。
HSPにとって「考えるのをやめること」は難しいかもしれませんが、「考え方をほんの少し変えてあげること」はできると思います。
自分の焦りや心配に気がつき、「そうやって思ったんだね。大丈夫」と自分を肯定しながら1番の味方でいてあげる。
そうすることで、子どもにイライラする気持ちはぐんと減っていきます。
【HSPママ】子どもにイライラしやすいときの原因! まとめ
ママだって、イライラしてしまうことはありますよ!
「なんだかイライラしやすい…」と思うときは、まず自分の気持ちに耳を傾けてあげてくださいね。
「なんだ…。私はこれが心配だったんだ」と、自分の焦りや心配事の原因を知り、受け入れてあげるだけでイライラする気持ちは軽くなります。
一緒に、のんびりと乗り切りましょうね!