【HSC】子どもの習い事選びのポイント4つ

環境の変化に戸惑いやすいHSCの子どもは、習い事を始めることに苦手を感じる場合があります。

「場所見知りや人見知りでレッスンに慣れない…」「そもそも習い事をやりたがらない…」

HSCの子どもの習い事選びに、苦戦するママも多いのではないでしょうか。

我が家の長男も、習い事は全くやりたがらない繊細気質をたっぷり持っている子どもです。

でも、そんな長男がたった1つだけ、自分から始めた習い事がありました。

それは通っている幼稚園の課外の体操教室です。

実は幼稚園の課外の習い事は、不安を感じやすいHSCの子どもにとってピッタリの環境だったのです。

 

HSCの長男でも楽しく通えた、子どもの習い事選びの4つのポイントをご紹介します。

・知っている友達がいる

・子どもが安心できる雰囲気の先生

・習い事をする場所の雰囲気に不快を感じない

・夕方以降のレッスンは避ける

詳しくは本文でお伝えしますね!

HSCが習い事をやりたがらない理由

なぜ、HSCの子どもは習い事をやりたがらないのでしょうか。

この「やりたがらない」には、HSCだからこそ感じる3つの理由があります。

①行くまでに気が重くなる

HSCの子どもは、他の人が気にしないような些細な刺激までキャッチします。

例えば、今朝雨が降っていたとしたら、あなたはどんなことを思いますか?

感受性豊かなHSCの子どもは、雨の匂いや音だけではなく、色や感触など目には見えないものまで感じとります。

雨のしずくを見て「きらきら光る青色だね」と話し、雨雲で覆われた暗い空に不安を感じることもあるでしょう。

隣で傘をさすママの表情や声から、雨で送迎が憂鬱なママの気持ちにも気がつきます。

「部屋に自分の好きな遊びがあったらいいな!」「外遊びができないと、部屋にたくさん友達が集まって疲れちゃいそうだな…」と、園でのことを想像します。

ポジティブなことによく気がつける半面、ネガティブなことにも敏感でとても不安に繋がりやすいです。

子どもなのできちんと表現できないところがありますが、「これは好き」「これは不快」と常にたくさんの気持ちや考えの中で揺れ動いている状態です。

ママから習い事の話を聞いたり体験レッスンをしたりするだけで、無意識のうちに色々と考えすぎて習い事を始める前には疲れてしまうのです。

HSCの子どもには、その子が感じる不安な理由が必ずあります。

その不安をどんな風に解消するか一緒に考えてあげると、新しいことを始めやすくなると思います。

②新しい環境が苦手

HSCの子どもは、日常生活にある刺激をキャッチしやすいので、不安を感じやすく新しい環境に慣れることが苦手です。

目には見えない「雰囲気」を感じとるので、レッスンをする場所の様子や匂いなど五感で不快を感じることがあります。

人の気持ちに気がつきやすいので「こんなこと言ったらどう思うかな…」と、相手に自分の気持ちを伝えられず困ることもあります。

初めて会う先生や友達にも緊張して委縮するので、習い事に限らず園や学校生活などの新しい環境に慣れていくのにも、時間がかかる場合が多いです。

特に大人数を苦手としていて、人の数だけ刺激が増えてしまうために余計に気持ちが疲れやすくなります。

HSCの子どもには、まず少人数や個人レッスンなどの関わりで慣らしながら、習い事を楽しむ余裕を持てるようにしてあげることがおすすめです。

③自分だけの時間が必要

HSCの子どもは、自分だけの落ち着く時間があると安心することができます。

園や学校などの集団生活の場は刺激に溢れていて自分のペースを乱されることも多く、HSCの子どもにとっては疲れやすい場所です。

1番安心できる家でのんびり過ごす時間は、HSCの子どものパワーチャージする場になるのでとても大切です。

あまり予定を詰め込み過ぎるのは、HSCの子どもには向いていません。

新学期など新しいことが重なると負担になりやすいので、習い事始めるタイミングにも気をつけてあげるといいと思います。

HSCの子どもの習い事選びのポイント

何を勧めてもyesと言わなかった長男が、年長のときに初めてやりたいと言った課外の体操教室。

実は幼稚園の課外の習い事は、不安を感じやすいHSCの子どもにとってピッタリの環境だったのです。

HSCの長男でも楽しく通えた、子どもの習い事選びの4つのポイントをご紹介します。

気の合う友達がいる

活動場所が長男の幼稚園だったため、園の子どもがたくさん通っていました。

知っている友達が多かったのはもちろん、長男の気の合う友達がいたのも楽しく通えたポイントです。

大好きな友達がいることで、いつも苦戦していた環境に慣れることに戸惑うことがなく、習い事の活動自体を楽しむことができました。

長男の気持ちの面でも負担が少なく、ポジティブな気持ちで安心して参加する姿が見られました。

子どもが安心できる雰囲気の先生

子どもの習い事選びに大きく影響するのが、先生との相性です。

特に相手の雰囲気を感じやすいHSCの子どもには、本人が安心できる雰囲気の先生に出会えるといいですね。

指導が厳しい、クールで言葉や態度が大人向けのタイプの先生などは、不安を感じ苦手意識を持ちやすいかもしれません。

優しい声や雰囲気で、本人のやる気や頑張りを認めてくれる先生だと、HSCの子どもの良さを引き出してくれると思います。

長男の体操教室の先生は、子どもに対してすごく前向きな言葉で指導して下さり、親として温かく子どもを見守ってくれることが嬉しかったです。

長男も、優しさと抜群のユーモアがある体操教室の先生が大好きです。

レッスンのすすめ方や内容も、子どもの様子に合わせて相談できる先生だと心強いかもしれません。

習い事をする場所の雰囲気に不快を感じない

HSCの子どもは習い事をする場所の明るさや匂い、雰囲気なども不安に繋がることがあります。

子どもが場所に対しての刺激に反応するときは、今後慣れていけるものなのかを検討しましょう。

体操教室の場所は幼稚園の体育館だったので、園生活で何度も遊んだことがある長男は戸惑うことが全くありませんでした。

園での習い事は、子どもが慣れている環境で楽しく参加できるので、活動中の子どものフォローなど親の負担が減ったことを実感しました。

送迎もしやすくて、ストレスフリーでした。

夕方以降のレッスンは避ける

HSCの子どもは、様々な刺激を脳で処理しながら生活をしています。

園や学校から帰ってくるころには疲れがどっと出て「もう、くたくた…」

大人だってそんなときは、自分のペースでゆっくり過ごしたい…と感じるものですよね。

脳の疲れをとるのに、HSCの子どもにとって睡眠時間をしっかりとることはとても重要です。

睡眠時間が足りないと、次の日のイライラや不機嫌、不安に繋がりやすいからです。

しっかり睡眠時間を確保できるように、なるべく夕方以降の遅い時間のレッスンは避けた方が無難です。

習い事を複数している場合は、週のスケジュールをあまり詰め込まないようにしてあげるのも繊細気質の子どもにとっては過ごしやすくなるポイントです。

【HSC】子どもの習い事選びのポイント4つ まとめ

HSCの長男でも楽しく通えた、子どもの習い事選びの4つのポイントをご紹介してきました。

子どもに合った習い事がすぐに見つからなくても大丈夫です。

習い事は「子どもの興味を広げるもの」と考えると、ママのハードルもぐっと下がりますよ。

日常生活の中には、子どもの興味を広げるきっかけがたくさんあります。

子どもの興味が向いたときに「やってみたい!」と気持ちに繋がるように、「興味の種まき」をしておきましょう!

「興味の種まき」については、今後の記事を楽しみにしてくださいね!

子どももママも楽しく続けられる習い事をゆっくり探してみてくださいね^^

プロフィール
ブロガー
すけママ

小学1年生&4歳の兄弟ママです。
元保育士ママの私と、愉快すぎる子どもたちの日常を綴っています。
「今より育児が楽になる!」ママのための子育て記事をご紹介しています。
ぜひ、参考にしていただけたら嬉しいです^^

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